ピンクレモネード ハイブリッド系ブルーベリー

ピンクレモネード

ハイブリッド系

ピンクレモネード
大きさ


甘み


酸味


  • 収穫時期 6月下旬~7月上旬
  • 取り扱い あり
レモン飴のような爽やかな甘酸っぱさが、他のブルーベリーとは一味違った美味しさです。
ビビッドピンクが綺麗で、他のブルーベリーと一緒に出した時にアクセントになります。

大関ナーセリーカタログより

◆アメリカ連邦農務省農業部農業研究センター(ニュージャージー)による育成。 2005年に発表。 
  系統番号「NJ89-158-1」と「Delite」との交配。

◆ハイブリッドブルーベリー
ピンクレモネードは六倍体で半分がV.ashei Reade(ラビットアイ)で、半分が合成で発生した
六倍体のハイブッシュタイプ生殖体です。受粉樹が必要です。ラビットアイの品種をお勧めします。

◆特長
ピンクレモネードは、今、最も人気があるブルーベリーです。
四季を通して楽しむことが出来ます。春に白色のベル型の花を咲かせ、夏に薄緑色の果実は、すぐに薄いピンク色から、深いピンク色になります。
薄いピンク色のときから収穫出来、果実は甘く、レモネードのような味わいです。そして、果実は硬く、すばらしい食感です。秋には、葉が明るいオレンジ色になり、やがて深い赤色となります。
ピンク色のブルーベリーですが、他のブルーベリー同様に栄養豊富です。

育種者エレンファルト博士のコメント
ピンクレモネードの穏やかな風味は「甘く花のよう」と言っています。
ピンクレモネードは、ニュージャージー州キャッツワースのセンターで、ラトガーズ大学の研究者フォルサ博士が開発した研究用ブルーベリーと、USDAとジョージア大学が開発したDelileの掛け合わせです。
1991年に交配し、1996年にはその子孫を選抜し、更なる実験のため選抜種ARS96-138としました。
私が、ニュージャージー州のテスト区画で樹のテストをしている間、同僚であるオレゴン州コバリスのARS園芸作物研究所の植物遺伝学者のフィン博士は、この品種を西海岸で評価しました。
これは、彼の地域のナーセリーでも、この品種への興味は高かったためでした。
この様な興味とARS96-138が得た評価を基に、この品種は2005年に発表され「ピンクレモネード」という名称がつけられました。
その年には園芸業界で高名な「ファースト園芸ショー」にて「最高の新品種」という名誉をいただいております。
ピンクレモネードは、今、最も「きれいなブルーベリー」と言われ、多くのブルーベリー愛好家に注目されています。

追加
果実の収穫量は不規則で、遅霜が降りた時は収量が減少したりします。
収穫量の良し悪しは、春の気温に関係が深い。

栽培のポイント
酸性土壌(pH4.5~5.2)を好みます。酸度未調整のピートモス等を少し混ぜて、土壌改良をしてから植え付けてください。自家受粉はしませんので、他のラビットアイ品種との混植をお勧めします。地植え、鉢植え、どちらにも向きます。

栽培記録

2020年12月に20本植え付け
2022年にブルーベリー狩りデビュー
樹勢が強すぎて、着果が少ないことがあるので、開花までは肥料は控えめにしたり、剪定のやり方を工夫しています。
ピンクレモネードの受粉樹にはラビットアイ系をとカタログには書いてありますが、ピンクレモネードの開花時期はほかのラビットアイ系品種の中でもダントツに早いです。うちの園のラビットアイ系品種の中では、ブライトウェル、クレイワー、タイタン、プレミア、ベッキーブルー、アラパハ、メンデイトあたりが、比較的ピンクレモネードとの開花時期が近いです。ピンクレモネードの受粉樹の参考にしてください。

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